「邂逅の森(かいこうのもり)」 (本)

日本では毎日何十冊の本が出版されていますが、新しい作家にであった時は、小躍りするほど嬉しくなります。「熊谷達也(くまがい たつや)」もそんな一人で、この「邂逅の森」という小説に出会ったときも嬉しかったものです。"こんな作家も居たのか?"と何気なく手にとって読んでみたら、引きずりこまれるように小説にのめりこまれていきました。「マタギ」の話なので、その分読む人にとっては癖があって"嫌だ”と思うかも人ありましょうが私は一気に読んでしまいました。秋田県 阿仁町に明治から昭和にかけて活躍したマタギの波乱に満ちた人生を描いているですがマタギという職業に関する興味もあり、又熊狩りを通して見る自然に対する主人公の畏敬の念がなんと興味深く考えさせられる本でした。
実はこの「邂逅の森」から読み始めてしまったが、これは三部作の真ん中で、初めは「相克の森」、終りが「氷結の森」です。残る二冊も読んでみたが、この「邂逅の森」が"一番面白く良かったか”と思っています。
「相克の森」は現代のマタギに話で、女性編集者をとおして"現代の今日本で熊を狩る意味があるのだろか?”という疑問から発し、自然のなかで動物とどう付き合うかをテーマにしている。軽井沢で熊と共存する活動をしている「ピッキオ」がモデルだろう話などが出てきて面白い。「氷結の森」はまったくガラッと話は変わって、ロシア革命のさなかに北海道から樺太に逃げた主人公のマタギの活躍の話。三部とも何らかの関連があってそれぞれあって面白かった。「癖がある本」と書きましたがそれはテーマであって、小説としては面白い本です。
興味があったら読んでみてください。

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この記事へのコメント

kazz
2013年02月09日 23:03
きらなさん、こんばんわ。
数日前、わたしもこの邂逅の森を読みました。
ちょっと主人公がええかっこしい、
(昔の彼女に旅館で再会したところですが)
ところがありましたが、
文句なく読んでみてよかったと思える本でした。
しばらくは熊谷達也の本から目が離せなくなりそうです。
きらな
2013年02月11日 10:32
おお、同好の士がおられましたか!。まだ「森」シリーズの三冊しか読んでませんが、他のも読んでみたいと思います。かれは岩手に住んでおるそうですね。東京に住んだ作家ではマタギの話の発想は出来ないのでしょう。

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