雨引観音(あまびきかんのん)

法事も無事終り、帰宅の段になって帰路どこかに寄りたくなって”どこか面白いところない?”と兄に聞いたら”雨引観音はどうか”と言われました。神社や仏閣はあまり食指が動かない私ですが、そこは旅なれた兄の言うこともあって途中寄ってみることにしました。答えは”当り!”、小さいが非常に参拝しがいのあるお寺でした。雨引観音、正式な名称は「雨引山楽法寺」で雨引山の中腹に建つ6世紀開山の古刹です。場所は筑波山の北、桜川市にあります。私は知らなかったのですが、「安産・子育て」の霊場として近隣では有名なお寺だそうです。現皇后陛下にも安産守を捧呈したと案内版に書いてありました。
寺は小高い山の中腹にあります。車で参道を少し登るとすぐ寺の駐車場に出ますのでそこに駐車(無料)すると目の前に小さな山門(黒門)があり、そこをくぐり145段の急な石段を登りきると絢爛たる朱塗りの仁王門が聳えています。この石段の両側には紫陽花が植えられていて、その季節には紫陽花参道となるとのことでした。歴史の古い割りには仁王門(本堂も)建物が新しいのは一度火事にあったためでしょうか?朱の色が鮮やかですが周りの緑に旨く溶け込んでいます。仁王門の豪華さも凄いですが、私が驚いたのは、門の裏手にある「シダジイ」の大木でした。、「宿椎」と名付けられていますが、かって寺が火災に遭ったとき、本尊をここに避難し仮の宿とした。それが宿椎の名の由来だそううです。

《天和2年(1682年)の建立の仁王門と黒門から見る紫陽花参道》
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《「スダジイ」の古木》
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仁王門をくぐり石段をあがるとすぐ「本堂(観音堂)」になりますが、その庭には孔雀が放し飼いになっているのに驚きました。孔雀を飼っているお寺って余り聞きませよね。観音堂はきらびやかですが、その脇に建っている多宝塔は嘉永6年(1853年)の建立と聞きますが、本堂にきらびやかさと対照的で、シックで優美な姿が何とも言えない雰囲気をかもし出しています。

《こちらが観音堂。宝永7年(1710年)の建立》
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《江戸時代に建てられた多宝塔》
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《庭で遊ぶ孔雀。4羽位いたか?参拝客から餌をもらっていた》
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《雨引山楽法寺は山腹にあるので眼下に田園風景や筑波山の優美な姿がよく見える》
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雨引観音は寺としての規模は小さくこじんまりとまとまって、その分落ち着いた安らぎを感じます。寺の裏手には山からの水が湧き「延命水」と称しています。ポリタンクを持った若夫婦が水を汲んでいましたが、彼等はきっと長生きするでしょう。春は全山桜の山となり、夏の紫陽花、秋の紅葉など参拝者を飽きない工夫(?)がなされている感じの寺でした。一度訪れてみるのも良いお寺かと思いました。



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