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『北軽井沢の本屋』

北軽井沢から本屋が無くなって久しい。小屋を建てた10年前は「栗の木プラザ」に、うろ覚えだが、確か「山の本屋」とかいう名の店があったが、いつの間にかなくなっていた。結構興味深い本が並んでいて訪れるのが楽しみだった。しばらくして見つけたのは古本屋の「麦小屋」。失礼、ここは森の中の喫茶店で、店の横の小屋に古本舎があって買うことができた。ここも…
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『越上山から顔振峠へ』

東京に戻っても、秋雨前線が居座って、連日のように雨、雨、雨・・・だったが、昨日は雨の中休み。“体がなまっても・“”と思い、気になっていた「越上山(おがみやま=567m)」に登ってきた。「越上山」は奥武蔵の一角にある小さな山。この山を知ったのは「顔振峠」という、茨木のり子の一遍の詩がきっかけだった。            美しい風景に…
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『今夜は十五夜』

昼間は晴れていたけど風が強かった。びゅうびゅう吹いて落葉松を揺らしていた。夕方、東の空に満月が昇った。月の姿を見て、今夜は十五夜だと気が付いた。“ああ、一人でこんな月を見るのは寂しいな~”。 夕飯は秋刀魚でも焼いて食おうか。 昼間、うろこ雲が広がる秋空を見ていたら、高村光太郎の“秋は喨々として・・”で始まる「秋の祈…
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『山岳遭難事故の講演会を聴いて来た』

一人で山を歩くようになってから、高い山でなくていい、静かな山を歩きたいと思って、ここ数年山歩きを楽しんできた。誰も歩いていない山などもっとも私は好ましい。その分、「遭難」と言うことに人一倍気を遣ってきたつもりだった。遭難など自分で経験出来るわけでもないので、机上訓練で遭難に関する本を読み漁った。知識だけでは、頭でっかちであることは判って…
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『空へ・・・・(本)』

副題に「エベレストの悲劇はなぜ起きたか」とあるように、この本は1996年5月に、多くの死者を出したエベレスト登山隊の参加し、九死に一生を得て生還した「アウトドア誌」のレポーター ジョン・クラカワーによる悲劇の詳細を描いたドキュメンタリーである。この登山隊は、いわゆる商業登山隊(ガイド3名・顧客9名)であったが、ガイドの1名、顧客2名が死…
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『梅雨が明けて、夏が来た』

梅雨(つゆ)が明けて青空が戻って来た。長靴からスニカーに替え、靴紐を締めなおして散歩に出かけた。一日一万歩もこのところ雨で滞こおりがちで足が重い。日差しが強いので、森に入り、例によって地蔵川を渡って、対岸に出た。このところ別荘を利用する方が増えたので、むさくるしいなりなので不審者と間違いられそう。 《今日は浅間もすっきり》 …
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『七つの会議 (本)』

池井戸潤といえば、今やベストセラー作家であり、TVでも「倍返しだ!」であまりにも有名になってしまったが、小説は「銀行マン」としての経験から、会社の本質を見据えた緻密な描写の作品が多く、以前から彼の本は愛読していた。ただ最近の小説では、あまりにも登場人物の善悪がはっきりしすぎていて、"実際はこんな調子には行かないよね~"と、どこか覚めた読…
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『安曇野のナチュラリストー田淵行男』 (本)

田淵行男の「初冬の浅間」の写真に魅せられて、この人のことを詳しく知りたくなった。図書館の本で検索すると、多くの写真集や随筆の本が見つかった。ただほとんどの本が、倉庫にしまわれ状態だったことを考えると、今ではあまり読まれて(見られて)いないの本なのだろう。その中でも興味深く読んだのは「黄色いテント」であり、この本を通して、彼の自然に対する…
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『晴耕雨読』

おかしな天気で、このところ雨ばかり降っているような気がする。あの、カラットとした夏の空はどこに行ったのか。実際には曇り、そして夕立と言った感じなのだが。雨が止んでいる時は庭に出て庭繕い。雨が降れば読書、とまさしく「晴耕雨読」を地で行ったことをしている。 何の本かと言うと、猛暑に負けそうなので、山登りもできそうないから、久しぶりに深…
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『椿』

三十を越して獨身の女が、洋紅の覆ひを深々とかぶった壹電燈(スタンド)のもとで、床の間の方を枕にして、左下に、臥ながら講談雑誌を讀んでゐた。まるで風のない寒い晩だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ バサツ。 すぐ枕もとだった。あとさきなしに、ただそのもの音ひとつきりだった。畳の上に何か落ちたにの違ひないが、なんなのか、顔を挙げ…
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『雪明りの路』 (本・歌)

『雪明りの路』は、伊藤 整が21歳の時に自費出版した詩集です。伊藤 整は小樽市の郊外の塩谷村で思春期を過ごしましたが、その詩からにじみ出る抒情性と彼の感性が素晴らしく、私も若いころには愛読した詩集です。 ただ、残念ながら今ではこの詩集を読むには古本屋で探すしかありません。 詩集の初めに:   "雪明りをよく知り、永…
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『奇跡の生還へ導く人』 (本)

山友から勧められたこの本、副題に「極限状況のサードマン現象」」となっています。読んでいて楽しくなる本ではないですが不思議な話が、それも個々の体験を詳しく調査したうえでの現象が、いろいろなケースで説明されています。それは、遭難や漂流あるいは災害時などに危機的状況に陥った時に、「何者か」が現れて、その人(人々)を生還に導いてくれる、という経…
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『ブックニック』の催しをちょっと覗いてきました。

北軽井沢では夏は音楽関連の催しごとが多いですが、秋になると秋にふさわしい催しが開かれるようです。この『ブックニック =Book-nick』も名前の通り、本を中心とした催しで「クラフト展」でパンフレットをもらい、訪ねてみました。日曜日は生憎の雨の日でしたし、正直さほど期待していなかったのですが、けっこう楽しめ、はまりました。 《『ブ…
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『山女日記』 (本)

元来、私は凝り性だし、時間もあるのでとにかく「山」と名がつくのは片っぱしから読んでみている。とはいえ全部が全部面白くて読むわけでもないが、どちらかというと田部重治などの明治の日本の登山開拓の頃のエッセイやヒマラヤ登はんのドキュメント、あるいは梓林太郎、森村誠一といった山岳小説の軽いのが好きである。この本も「山女」とあるので山岳小説かな、…
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『鬼子母神』 (本)

毎日、雨ばかり降っているので、晴耕雨読としゃれて持ってきた本を読んでいます。この「鬼子母神」という本、「第一回ホラーサスペンス大賞」特別賞受賞というタイトルにひかれて借りてきました。鈴木光司の「リング」とか、小野不由美の「屍鬼」などの小説、けっこう私好きなんです。しかしこの本は読んでいて疲れました。一ページ読んでは顔をあげ、二ページ読ん…
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『タベイさん、頂上だよ』 (本)

登山家、田部井淳子さん。一見その辺にいる普通の小母さんに見えるが、やっぱり並の人でないことがこの本を読んでわかった。「頂上」とは、言わずとしれた世界最高峰「エベレスト」。それも女性とし世界て初めての快挙(1975年)となれば当時の騒がれようが目に見えるようだ。 今でこそ、エベレスト ツアーがあり、個人でも案内人に連れて行っ…
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『舟を編む』 (本)

評判をとったこの本、『舟を編む』を読んでみたくて、図書館に借りに行ったら借りる人が多くて順番待ちだという。これ今年一月の話だった。やっと半年後に図書館から案内がきて、借りることができ読んでみた。 《「本屋大賞をとったと宣伝カバーのある「舟を編む」》 ところがその前にテレビで映画をやっていたので見てしまった。何やら若手の俳…
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『山で死んではいけない』 (本)

この冬は雪が多くて奥多摩などの近場の山も歩くことができませんでした。その代わりと言ってはなんですが、「遭難」関連の本を家で読み漁っていました。どの本でも、近頃の中高年の登山ブーム(私もその一人ですが)に乗って、山での遭難は中高年が激増しているとの結論で、警鐘やら、励ましやら、皮肉やら・・・・が書かれていますので、読んでいるとだんだん山へ…
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『告白』(本)

何とも読了後の後味の悪い本だった。図書館で何げなく手に取った本を読みだして、その導入部分に新鮮さを感じさせられて読み始めた。内容は、幼い娘を教え子に殺された中学の女教師が、“間もなく自分は教師を辞める”といった時に蒔いた復讐の言葉と行為が育っていって事件が起きる・・・・・・・という話だが、教育、イジメ、ひきこもり、エイズ問題等々の現在の…
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『陽子の一日』(本)

南木佳士のエッセイ・本はたいてい読んだはずだったが図書館でこの「陽子の一日」を見つけた。作者は医者であるからして何時も同じテーマでの作品が多い。それでも情景の細やかな表現が好きで、私が好んで読んでいる作家である。作者は浅間山が見える佐久の病院勤務の医者であり、嬬恋村の生まれであり、最近は山の文章が目立つので親近感を覚えるからかもしれない…
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『凍(とう)』 (山の本:その二)

TVにて見たクライマー山野井夫妻の登山の実態を知りたくて沢木耕太郎の「凍(とう)」(新潮社版)を読んでみた。山野井泰史(やまのいやすし)自身も「垂直の記憶」の題で書いているが、ノンフェクション作家でもある沢木の本の方が読みやすいかと、こちらを選んで読んでみた。この本を読んで改めて夫妻の凄さを知らされた。山野井夫妻、特に山野井泰史は、作家…
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『ドキュメント・道迷い遭難』 (山の本:その一)

「山歩き」をするようになってから、必然的に山の本を読むようになった。本といっても二種類あって、一つは「山歩きのノウハウ」に関するもの。もう一つは「昔の山登り」に関するものであるが、前者で特に読んだには「遭難」に関する本であった。低山ばかりとはいえ、年甲斐も無く単独で「山歩き」をしている身としては、“いかにして他人に迷惑をかけずに山歩きが…
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山の版画家 畦地梅太郎

版画家、畦地梅太郎(あぜち うめたろう)のアトリエが東京・町田市にあることは知りませんでした。今は彼の息子さんが家を継いで「あとりえ う」となっていることを新聞で知り、早速訪れてみました。と言うのも、彼の山の著書「山の眼玉」が「山と渓谷社」より再刊されたことを記念してこのアトリエで原画の企画展を開いている、と知ったからです。下の版画を見…
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『火山のふもとで』 (本)

北軽井沢を舞台とした本は「ジャージの二人」位しか読んだ記憶がありませんが、松家 仁之(=まついえ まさし)著によるこの本はまさに北軽井沢の自然と生活そのものを描いた小説でした。作者が初めて書いた小説と言うことですが、読んでいてその文章は女性が書いたかと思うくらい繊細で静かな語り口です。 “「夏の家」では、先生が一番早起きだった”と…
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「白夜の大岩壁に挑む」(TV・本)

NHKのアーカイブ番組「白夜の大岩壁に挑む」を何気なく見たが、見終わって“凄いな!”と思うと同時に実にさわやかな印象を持った番組だった。副題に「クライマー山野井夫妻」とあるように、世界のトップクラスのクライマー夫婦がグリーンランドの未踏峰の大岩壁「オルカ」に挑んだ記録映像だが、“日本にこんな凄いクライマー夫妻がいるのだ”と感激した。山野…
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『御所平と信州峠』から

山の詩人、尾崎喜八は昭和10年1月3日の早朝、小海線の終点駅「清里」から、積雪40cmの道を野辺山高原を経て(川上村)の御所平に一泊、次ぎの日に信州峠を越えて黒森・益富温泉に向かった。この時の紀行文が「山の絵本」の中に書いてあります。この前、川上村を散策していたら「御所平」との書いてある標識を見つけ、この本を思い出し、すごく懐かしくなり…
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怖い本-「残穢(ざんえ)」

今年の山本周五郎賞を受賞した小野不由美のホラー作品「残穢(ざんえ)」を読んでみました。“怖い”本と評判の作品でしたが読み終わった感想は“何だ、この程度の本か”といったものでした。ホラー本や映画は嫌いでないのでよく読みますが、この小野不由美の本はどれも今まで気にっていたのです。「屍鬼」」や「黒詞の島」などホラー的ミステリー小説で楽しく恐ろ…
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山っていいな! でも安全登山するには。

昨日、一昨日と八ヶ岳から蓼科、戸隠しを廻ってきました。兄夫婦が北軽井沢に来る(来た)ので迎えに行ったり、附近を案内したりして過ごしていましたが、天気も良く、浅間山、八ヶ岳、蓼科山、妙高山、黒姫山、戸隠山など山々を眺め、久しぶりに山から英気を与えられたような気がしてます。このところあれこれ雑事に追われて、山歩きもしていないので、だいぶ体力…
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「神々の山嶺」 《本》

夢枕 獏という作家の作品はあまり読んだことありませんでした。と言うか何冊か怪奇(?)ものを手によって読み始めたことはありますが、すぐに長続きせずに読むのを諦めてしまいました。どうも作風が好みと合わないのです。この「神々の山嶺(かみがみのいただき)」も娘から“面白いよ”言われて読み始めました。娘が山登りの本を読むのが意外でしたので読んでみ…
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"北に遠ざかりて、雪白き山あり"

“十三日、手越を立ちて野辺を遥々(はるばる)と過ぐ。梢を見れば、浅緑、これ夏の初めなりと云えども、 叢(くさむら)を望めば、白露、まだきに秋の夕に似たり。北に遠ざかりて雪白き山あり。問えば、甲斐の白峰といふ。年来聞きし所、命あれば見つ。おほよそこの間、数日の志を養いて、百年の齢を延べつ。かの上仏の薬は、下界の為によしなくものかな。  …
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