『春の気配を探して(続)』

買い物のついでに、店の近くにある桜山公園に登った。登ったというほどの高低差ではないが、アップダウンがある公園なので、“少しは有酸素運動になるかな?”という、いじらしい心で歩いた。その名の通り桜の名所だが、今の季節は古木の桜木が並んでいるだけで人も少ない。それでも陽だまりでは、暖をとる同年配の夫婦が何組か休んでおり、サクソホーンの練習をしている青年や、胴回り4.6mもあるシダジイのある神社などコースを選べば楽しい遊歩道である。晴れていたので尾根道に出ると、少し雪を被った丹沢の山々越しに富士山が輝いている。
《富士山が眺められた》
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《練習?》
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《シダジイの古木のある神社》
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公園の隅から奥多摩の山々が姿を見せる。最も目立つ、独特の形をしているのは大岳山(=1266m)で、この山はどこから見てもランドマークの山。昔は東京湾に入る船からも眺められたので、まさしく航路の目標となった山だったという。二度ほど登ったが登りがいのある素晴らしい山だ。大岳山の右手に,東京都で一番高い雲取山(=2017m)が見えるはずだが。山々が重なって見えるのだが、“あれがそうか”とはわからなかった。あとで地図をみて山座同定してみよう。
《大岳山と奥多摩のやまやま》
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《雲取山は奥の奥のピーク》
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公園の東のはずれに出ると、眼下に多摩川を挟んで府中・調布、小金井などの大都会の片割れの姿が眺められる。なんど来ても雄大なこの景色は見ごたえがある風景である。だた、この日は風が強かったし、冷たかったのでお弁当を食べる時間が辛かった。ツグミが寄ってきて餌をねだる。
《西武ドームの向こうに山並みが。どこの山?》
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《ツグミ》
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こんな静かな散策も“また楽しからずや”、である。マンサクの花が咲いていた。もうこの辺は春になっているのだ。

   こゝは寂しい田舎の川原つゞきの
   やっと春さきになった日あたり
   わたしのこゝろは優しくちゞこまり
   そしてこのふっくらとした卵を食べようとしている
                    室生 犀星

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