『赤城山に登る』
“北軽にいるのだからどこか山に登りたいね”と家内が言うので、どこがいいかネットで探した。初めは榛名山系を考えたが、これといった登りたい峰もないので、これまで登ったことがない赤城山の最高峰の黒檜山(くろびやま=1828m)に決めた。が、黒檜山の登山道は岩だらけの直登で名だたる悪路の登りがある。そこは老老登山なので標準の倍の時間をかけて登るべく、早朝5時に家を出た。外は零下3度で寒い。シリウス星に導かれるように東へ東へと走り、渋川を過ぎ、7時には大沼(おの)の駐車場に着いた。ところが電波塔がある「地蔵岳」の山頂が真っ白になっている。どうも霧氷のようだ。雪ではないので、陽が上がると溶けて無くなるだろうと思っていた。
駐車場から大沼の沿岸道を登山口まで歩いてゆく。赤城神社の赤い神橋を過ぎ、8時から登り始めた。のっけから岩だらけの登山道が目の前にあり、聞きしに勝る悪路の上りが延々と続いている。ストックを使うより、四つん這いで岩を掴みながら登ったほうが早くて楽である。
ところが登るにつれて霧氷の杜が広がっている。目の前には真っ白な杜が広がり、まるで木々に花が咲いたようである。「猫岩」を過ぎて、右側に眺望が開けた場所があるので一休みすると、「地蔵岳」の左に富士山が見えた。富士山が見えると、何となく得した気分にさせられるのは日本人の特性か。あとから登ってきた若い人達に追い抜かれながら、ゆっくりゆっくり登ってゆく。目の前にはずっと霧氷の道が続き、時々見える青空との対比が素晴らしい。
「駒ヶ岳」への分岐を過ぎるとすぐに山頂に着いた。10時半である。何の変哲もない広い山頂だが、周りが霧氷で囲まれ、なかなか趣が良い。だた、雲がでて見通しは良くないので“何も見えないから帰ろう”と下山する人もいる。
山頂から少し離れたビューポイントもダメと彼らは言うので、しばらく待っていたら雲が切れ、霧が晴れ、見事な風景が待っていた。下界の紅葉は終わっていたが、その向こうに雪を被った谷川の山々や、浅間山、八ヶ岳などの名山も見える。
後ろを振り返るとこれまた霧が晴れて、これも見事な、白、赤、青(緑)の三段美の風景が広がり、その向こうに双耳峰の筑波山が遠くに見えている。若い人のチームがやってきて“わあ!”と感嘆の声をあげていた。しばらくはこの風景を見て、次の「駒ヶ岳(1689m)」に向かうことにした。途中の「御黒檜大神」の社の前で富士山をのぞみながら昼食にした。
ここからは階段の多いかなり急な下りが続く。足元が不安定で注意が必要なので、これもまたゆっくりゆっくり霧氷の山を下りて「大たるみ」まで降り、振り返ると霧氷に覆われた黒檜山が聳えているが、北側は霧氷がない。湖の渡る冷たい風があの霧氷を作り出したのだろう。
「大たるみ」まで降りると目の前のこれも霧氷で覆われた「駒ヶ岳」が見えている。ここからの登りはさほど急登ではないのですぐに山頂にたどり着いた。ここからは関東平野が広々と見える。天気が良ければスカイツリーも見えると誰かが言っていたが、残念ながら見えない。お茶を飲んで下山を開始。急な勾配のところは階段が付いている。さすがに「関東ふれあいの道」である。それでも大石がゴロゴロした道だが、黒檜山の登りほど酷くはない。午後2時半、駐車場に戻った。やれやれであるが、名代の悪路を踏破でき、百名山に登れたので満足感がこれまで以上にあった。特に霧氷の山に登れたのはラッキーであった。登山をしていた地元の人もこんな機会はめったにないと言っていた。
夕方、「道の駅」に寄りながら帰路に就いたが、霧氷の山に登れたのはこれから思い出に残る「赤城山」登山であった。
駐車場から大沼の沿岸道を登山口まで歩いてゆく。赤城神社の赤い神橋を過ぎ、8時から登り始めた。のっけから岩だらけの登山道が目の前にあり、聞きしに勝る悪路の上りが延々と続いている。ストックを使うより、四つん這いで岩を掴みながら登ったほうが早くて楽である。
ところが登るにつれて霧氷の杜が広がっている。目の前には真っ白な杜が広がり、まるで木々に花が咲いたようである。「猫岩」を過ぎて、右側に眺望が開けた場所があるので一休みすると、「地蔵岳」の左に富士山が見えた。富士山が見えると、何となく得した気分にさせられるのは日本人の特性か。あとから登ってきた若い人達に追い抜かれながら、ゆっくりゆっくり登ってゆく。目の前にはずっと霧氷の道が続き、時々見える青空との対比が素晴らしい。
「駒ヶ岳」への分岐を過ぎるとすぐに山頂に着いた。10時半である。何の変哲もない広い山頂だが、周りが霧氷で囲まれ、なかなか趣が良い。だた、雲がでて見通しは良くないので“何も見えないから帰ろう”と下山する人もいる。
山頂から少し離れたビューポイントもダメと彼らは言うので、しばらく待っていたら雲が切れ、霧が晴れ、見事な風景が待っていた。下界の紅葉は終わっていたが、その向こうに雪を被った谷川の山々や、浅間山、八ヶ岳などの名山も見える。
後ろを振り返るとこれまた霧が晴れて、これも見事な、白、赤、青(緑)の三段美の風景が広がり、その向こうに双耳峰の筑波山が遠くに見えている。若い人のチームがやってきて“わあ!”と感嘆の声をあげていた。しばらくはこの風景を見て、次の「駒ヶ岳(1689m)」に向かうことにした。途中の「御黒檜大神」の社の前で富士山をのぞみながら昼食にした。
ここからは階段の多いかなり急な下りが続く。足元が不安定で注意が必要なので、これもまたゆっくりゆっくり霧氷の山を下りて「大たるみ」まで降り、振り返ると霧氷に覆われた黒檜山が聳えているが、北側は霧氷がない。湖の渡る冷たい風があの霧氷を作り出したのだろう。
「大たるみ」まで降りると目の前のこれも霧氷で覆われた「駒ヶ岳」が見えている。ここからの登りはさほど急登ではないのですぐに山頂にたどり着いた。ここからは関東平野が広々と見える。天気が良ければスカイツリーも見えると誰かが言っていたが、残念ながら見えない。お茶を飲んで下山を開始。急な勾配のところは階段が付いている。さすがに「関東ふれあいの道」である。それでも大石がゴロゴロした道だが、黒檜山の登りほど酷くはない。午後2時半、駐車場に戻った。やれやれであるが、名代の悪路を踏破でき、百名山に登れたので満足感がこれまで以上にあった。特に霧氷の山に登れたのはラッキーであった。登山をしていた地元の人もこんな機会はめったにないと言っていた。
夕方、「道の駅」に寄りながら帰路に就いたが、霧氷の山に登れたのはこれから思い出に残る「赤城山」登山であった。
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