『新年山行 白山・桜山』

コロナ禍の世で外出もままならなくなった。しかし3~4日に一度は食料の買い出しに出なければならないし、なにより肉体の維持に加えて、精神の維持も保たねば息苦しくなる。そんなある日、山仲間のSさんより“近くの低山を登らないか?”とのお誘いを受けたので出かけることにした。山は丹沢の裾野の白山。海抜283mだから山と言ってよいのかわからないが、このところ山歩きから遠ざかっていたので体力に自信がない身には丁度良いかと思っていた。当日は土曜日のせいか、外出自粛のせいか、電車バスともガラガラ。バスに至っては、我々一行以外は2人しか乗らなかった。バスを降り「小鮎川」沿いに歩きだす。青空が広がり、遠く大山の偉丈夫が立ち上がっている。川は澄み、白鷺、青鷺が魚を探し、カワセミが飛ぶ。散歩には絶好の道である。
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やがて川から離れ、民家越しに山麓に入ってゆくが、Sさんが登山口を間違えたらしく、初めから藪漕ぎとなった。笹を掴み、茨や木の芽棘を避けながら、手で藪を掻き分け、掻き分けながら登るとやっと本来の山道に出た。
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あとは山頂まで続く階段状の道を上ってゆけばいいのだが、意外に急登が続き時々立ち止まって深呼吸をせねばならない。思えば去年の秋に赤城山に登って以来の山登りなので、体力落ちは目に見えている。高度差200mを登るにフウフウ言うとは情けない。
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白山山頂は家族ずれでにぎわっていた。麓に「飯山観音」があるので「女坂」を登って来たのだろう。白山は絶好のハイキングコースとなっているらしい。山頂から西に丹沢の山々、南に湘南、東に横浜のランドタワーを眺めながら昼食にするが、急に風が強まった。幸い南風なので助かるが、北風だったら汗をかいた身には寒さが応えただろう。尾根にある「白山神社」にお参りして、隣の「桜山」まで足を延ばし、ここから下山し「長谷寺(ちょうこくじ)」に向かった。九十九折の道を下り、渓谷の橋を渡りまた登りるが、ここを上り下りする人は少ないらし一人の登山者に出会ったのみだった。桜の木が多く植えられているので「桜の園」だろう広場に出るが、そこからまた道が分からなくなった。Sさんも“昔来た道と違う”というので、適当に方向を定め降りて行ったら、延々と続く獣防止策にぶつかり、柵の淵を回りこむように降りていった。
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途中に立派な標識も立っているので以前はまともな山道だったのだろうが、今は人を混乱させるだけの標識。落ち葉で埋もれる崖を下って、沢を渡り、獣防止策の扉を開けて出たところは「金剛寺」の境内。その参道を歩いてゆくと「飯山温泉」の入口にでた。少し東寄りに下りてきてしまったらしい。長谷寺は飯山温泉の奥にあり、蝋梅が満開との案内もあったが無視してそうそう帰宅のバスに乗った。

いやはや新年早々の山歩きは藪漕ぎから始まったのは波乱の令和3年の幕開けか? それでも久しぶりの山歩きは好天に恵まれ、新鮮な杜の空気を腹一杯に吸い、気分の良い楽しい山行きだった。“山の神よ、今年もよろしく”。また“お手柔らかに”。Sさん、誘ってくれてありがとうございました。

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