『岩礁の道を歩く』

バスを降りたら広々とした野菜畑の向こうに大河のような海が広がり、その海の向こうに房総の山々が横たわっていた。“ええ、こんなに房総が近いの?”と思わず言ってしまった。ここは三浦半島の海岸。この日は山の仲間と、今までとは違って、海岸を歩こうと出かけてきた。
《大根畑の向こうに浦賀水道と房総の鋸山》
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朝早く、日の出前に家を出てバス・電車を乗り継ぎ、京急「「三浦海岸駅」に着いたのは朝の9時。思えば遠くに来たもんだ。
天気は晴れだが風が冷たい。出がけには確か2度Cだった。目の前の野菜はこの辺の名物「三浦大根」の畑だろう。畑の道を下って「間口漁港」から剣崎の海岸に下りた。ここから岩礁の路を10KM、宮川湾まで歩くのが今日のコース。
《間口漁港》
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神奈川県の「ふれあいの道」の一部になっているこのコースは、平坦ではあるが、そこは岩礁の道でそう容易に歩けない。そこがこの道の面白いところだろう。
「剣崎」の岩場に下りるとさらに「浦賀水道」には中央に大型タンカー。岸辺近くには釣り船や小型帆船などが走っており、陸には「剣崎灯台」がドンと構えている。
《浦賀水道》
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崖道を上って灯台に近づくと無人の灯台はどうどうと水道を見下ろして立っている。なんでも初代灯台は寛永2年に作られたとか。江戸への重要行路を照らす役目があったのだろう。
《剣崎灯台》
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ここから先は地形の見本のような道が続いている。水たまりに落ちないよう、滑らないよう、手足を使って狭い道を歩き、次の江奈湾に入ると穏やかな漁港になり、むしろ釣り客相手の釣り船の店が多い。
《岩礁の道》
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さらに歩き岡の上に立つ慈雲寺には白浜毘沙門天が祭られている。毘沙門天は武神。それが何故こういった海の近くに祭られているのだろう。七福神信仰からか。
ここを過ぎて海岸線に出ると道はさほどの危ない箇所はないが、崖の模様は何とも複雑で、地学的にはおもしろそう。白と黒の縞模様の岩盤があったり、丸い穴が空いていたりする。白模様は泥岩と黒色は砂岩の違いだろう。もともとこの半島は河岸段丘が海水の浸食で作られたための、いろいろな地形が残っているもの思う。一度ブラタモリで取り上げてほしいものだ。
「盗人狩」を過ぎると前方に江ノ島が見えてきた。一度以前に来たことがあるが、改めて眺めると結構大きな島である。白秋の「城ケ島の雨」で有名だが、今では大きな橋ができ観光地になっているのは寂しい。
《盗人狩》
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《江ノ島》
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午後2時半にはゴールの宮川町バス停に着き、三崎口の「魚市場」によって、「三崎口駅」より帰宅の途に就いた。
幸い、風は強かったが天候に恵まれ、いつもの山と違った変化にとんだ楽しい仲間とのハイキングだった。

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