『春を探して・・尾根歩き』

二月ももう少しで終わる週日、横浜線の「成瀬駅」から小田急線の「鶴川駅」までの尾根道を歩いてきた。いつもの山仲間と一緒だが、違うのは山でなく近郊の尾根道を歩いたことだ。都市化が進んで以前は山だったり、雑木林だったり、田園だったりしたところが、今では住宅地に変わっている。それでも歩いてみると、昔の名残の尾根は残っており、谷戸や、雑木林も見受けられるのには驚きだった。そしてそれらを通して歩き、少しだけ春を感じることができた。

《春》
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駅前から歩き始め、住宅地をしばらく歩き、恩田川沿いの桜の大木を右手にみて尾根道に入る。この尾根はまさしく東京都都と神奈川県の境界線上にある。市町村で言えば町田市と横浜市の境だが、それだから開発されずに残されたのだろうか? ところどこに公園があり、「山吹緑地」「風の広場」などの洒落た名の緑地保全区域となっている。

《落ち着いた新興の住宅の満開の枝垂れ梅》
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低いとは言え、尾根からは曇り空の向こうに丹沢や奥多摩の山々が臨める。晴れた日には南アルプスの北岳や農取岳も見える案内板にあるので驚いた、今度は台風のあとにでも来て山座同定でもしてみたいものだ。

《うっすらと丹沢や奥多摩の山々が臨める》
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さらに進むと雑木林となり、谷戸があった。たい肥を作るのか落ち葉を集めている方に断り、谷戸に下りてみる。小さな流れや、田圃もあり、梅の花や、河津桜が今を盛りに谷戸に色を添えている。

《雑木林を抜け》
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《梅や桜を眺め》
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尾根を下りて、着いたところが「子供の国駅」。ここまで2時間弱で歩いてきた。汗もかかず、こんなゆっくりの尾根歩きもいいもんだ。「子供の国」の裏手の公園で昼食とし、再び歩き始めて「岡上」の営農地に入る。ここも眺めも良く、菜の花畑や、梅の花がここも満開。

《菜の花畑》
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民家の庭先で見事な福寿草の群落を見つけた。何年もかかって育てたのだろう、それは一見に値する見事な光景だった。これならわざわざ秩父の山奥の「大ドッケ」まで福寿草を見に行かなくても良いのでは。

《見事な福寿草の群落》
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               “花よりも名に近づくや福寿草”      千代女

神社を廻り、お寺に参拝して終点「鶴川駅」に着く。4時間少しのゆったりとした、楽しい春の花を眺めるハイキングだった。

この記事へのコメント

二度上峠
2019年03月02日 06:22
鶴川駅なんて懐かしい名前を50年振りに聞きました。二十歳のころだったですが、1年間だけ住んだことがあったのですよ。駅から町田方面に世田谷通りを行った、通り沿いのK美容院の2階に下宿させてもらった思い出です。
きらなさんも、相変わらず元気に山歩きを楽しんでおられますね。そちらはもう春がきたようで・・・。
北軽も暖かいですよ。あっ、懐は寒いですけど(笑)。
きらな
2019年03月02日 09:43
そうですか、私もこの辺は長いです。昔よく周辺を歩き回りましたが、当時は田舎で、田園都市線の工事が盛んだった頃です。鶴川の美容院は今もある店かな? 鶴川周辺も変わりましたよ。もう3月になり少し暖かくなりました。懐が寒いのはME TOO! ですが。
2019年03月05日 11:13
先日、お誘いがあって越生に観梅と七福神めぐりにいったら、福寿草が咲いていました。岡上の広大な民家の庭いっぱいに咲き乱れていた福寿草に出遭ったあとだけに、感激はうっすら。梅花より山あいの歴史と風格のあるお寺が印象に残った一日でした。
きらな
2019年03月07日 20:57
越生の梅を観てこられましたか。いつも北軽に行きがけに通るのですが、梅を見たことはありません。東京の近場では青梅と越生の梅は有名ですね。今度機会があれば寄ってみます。私は湯河原の梅を堪能してきました。まだ満開でこちらも良かったですよ。

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