山はまだ眠っているか?

籐椅子にゆったりと腰かけ、窓のカーテンを大きく広げ、雪溶けの進む浅間を眺めていた。
藤村の詠う:

     しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 日に溶けて淡雪流る

の様子そのままで浅間山は聳えている。ずいぶん長い間ここを留守にしたのに、まるで昨日まで住んで眺めていたような気持ちにさせられる。

お隣のNさんに挨拶に行ったら、“93年生きてきてこんなに大雪にあったのは初めののことだ”と嘆いていた。それもここ数日続いた陽気に、庭の雪は溶け、少しだけ草も芽生えてき、そして山も少し目覚めてきたようだ。浅間の山頂に続く登山道に雪が残り、一本の白い道が眺められる。今年はこの道を登るのだろうか?

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四阿山は雪の溶けた尾根筋と雪の残った沢がはっきりとして、山全体が3Dの写真のようにすっきり見え、大きくなったように感じる。後ろに聳える県境の山、岩菅山や白砂山はまだ真っ白なままだ。雪解けもなくまだ山は眠っているようだ。

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やっと戻って来られた北軽井沢だった。でも山はまだ目覚め始めたばかり。庭の草花も咲いているのはスノードロップのみ。
それでも北軽井沢の春はすぐそこまで来ている。
    
     緑なすはこべは萌えず  若草も藉(し)くによしなし

     昨日またかくてありけり  今日もまたかくてありなむ
     この命なにを齷齪(あくせく)  明日をのみ思ひわづらふ





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この記事へのコメント

kazz
2014年04月13日 08:29
きらなさん、おはようございます。
いよいよやってきましたね、北軽にも春が。

あたたかき光はあれど、
野に満つる香りもしらず

シイタケのほだ木作りと畑の準備、
新たに作っている山小屋の屋根張りなど、
やることがいっぱいあるのですが。
どうもゴールデンウィークまでは、
手が回りそうもありません。

あと4ヶ所、桜を取材する予定です。
あせらず、ゆっくりと、牛のように、
やりますよ。







きらな
2014年04月13日 09:45
やっと春が近付いた感じです。一昨日は春蒔きえんどうの種を蒔きましたが、土を掘り返すと凍土の塊が出てきました。まだ畑仕事には早いようです。気温も朝はマイナスですし。ただ日差しはこのところ暖かです。

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