「白夜の大岩壁に挑む」(TV・本)

NHKのアーカイブ番組「白夜の大岩壁に挑む」を何気なく見たが、見終わって“凄いな!”と思うと同時に実にさわやかな印象を持った番組だった。副題に「クライマー山野井夫妻」とあるように、世界のトップクラスのクライマー夫婦がグリーンランドの未踏峰の大岩壁「オルカ」に挑んだ記録映像だが、“日本にこんな凄いクライマー夫妻がいるのだ”と感激した。山野井泰史と妙子夫妻は世界の数々の困難といわれた岩壁を単独で登ってきたクライマーだが、2002年、ヒマラヤ・難峰ギャチュンカン登頂後、下山途中で雪崩にあい妙子が滑落した。妙子を助けるため、泰史は凍傷になることを覚悟して救出したが、このため二人は凍傷にあい、泰史は手足の指10本を、妙子は18本の指を失った。手足の指を失うということはクライマーとしての生命は絶たれたの同然だが「登りたい!」熱望は止むことなく、リハビリと訓練によって再び1300mの垂直の岩壁に挑んだ・・・・・真迫の記録です。
二人の(サポータの本木を入れて三人)は1300mの垂直の壁に挑むのだが、その技術力・闘志もさることながらこの夫婦がなんと魅力的なことか・・。夫婦の仲のよさ、互いに寄り添う雰囲気。泰史は癖なのでしょうが言葉の最後に絶えず「妙子、妙子」つけるのです。泰史は山への情熱と闘志を少年のように表に出すが、妙子はどちらかと言うと無口でいつも冷静さを失わない。まさに理想の夫婦です。泰史は最後の頂上へのアタックのトップを妙子に譲った。“妙子、行く、最後の壁”・・・と。

NHKの撮影も素晴らしかった。普段の山野井夫妻の質素な生活から、指のない手足でのクライミング訓練の様子など。それでNHK取材班著の本を読んでみて改めて感動した。

何故ハンデキャップをおってもクライミングの世界に戻ったか?の問いに:
“僕は何で又始めたのか・・・・・わからない。未練とかじゃない。戻りたくななるんだよ。やっぱり自分が登ってる姿を思い描くと・・・・・クライマーが必死に登ることだけに没頭して、息を切らしてガツガツ上がっていく、あの感じが自分に置き換えて想像すると・・・・戻りたくなるんだよね”。これに対して妙子は“好きだから”と一言で答えた。

こんな生き方がいがあってもいいですね~。

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グリーンランドの大岩壁「オルカ」と登販ルート
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(NHK著「白夜の大岩壁に挑む」より)

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